町の由来を前回紹介させて、いただきました。


今回は、香春町役場前にある
「山頭火遊歩道」を歩いて来ました。
三月の日曜日、役場に車を停めて、歩道橋を渡りました。

右側にそびえる山が、香春岳です。
良質のセメントを採集されていました。
頂上が削られ、平たくなった山の下に
旧日本セメントの施設が写っています。

石灰石を運んでいたコンベアのようなもの。
写っている道、向かって左が「国道201号線」
右が、「国道322号線」、真ん中に流れる川が、「金辺川(きべがわ)」です。

歩道橋を降りて、川沿いに遊歩道があります。

国道201号線に沿っています。

種田山頭火は、田川の炭鉱医師、木村緑平を
たびたび訪れていて、香春町も行乞し
香春町にちなんだ句を多く残しています。

① 「香春晴れざまへ 鳥が飛ぶ」

② 「みすぼらし影とおもうに 木の葉ふる」
③ 「谺谺(こだまこだま)するほがらか」
(写真なし 撮り忘れ)

④ 「香春をまともに乞ひ歩く」

⑤ 「香春へ日が出るすずめの子
みんな東に向く」 (木村緑平)

木村緑平について
炭鉱の病院で働く内科医で、
放浪の旅をする山頭火を経済的、精神的に
援助していたそうです。

香春岳には、野生のニホンザルが住んでいるので
近くの橋には、お猿さんのオブジェがありました。

⑥ 「すくい上げられて小魚かがやく」

⑦ 「鳴きかわしては寄りそう家鴨(あひる)」
⑧ 「枯木かこんで津波蕗(つわぶき)の花」
(写真なし)

⑨ 「ふりかへれば香春があった」

⑩ 「あるけばきんぼうけ
すわればきんぼうけ」

一般の方の句も、ありました。
「生きてよと淡い希望によりすがり
医師の言葉が最後を告げる」
「戦争の最後の手段核兵器
使えば終る 世界が終る」
二句目は高校生が作った句のようです。
一ヶ月以上前に、写真を撮って来ましたが
ブログを作っていて、今、文字を打ちながら
考えさせられてしまいました。
どうか平和なままでと祈るばかりです。
山頭火の句は、難しいことばではなく
すとんと心に入って、響くようです。
田川にやってきて、歩きながら
香春の風景や自然を詠んだ山頭火。
そのまなざしを、身近に感じた気がしました。
同じ風景が、ずっと続いて欲しいです。
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山頭火は知ってても実際の句は、
初めて読みました。
ほんと、わかりやすくて心に響く句なんですねー。どうもありがとうございました。
山頭火の句は、ストレートにぐいっと心に入ってきますよね。
句が詠まれた風景を眺めながら歩くと、いっそう心にしみて、
”まなざしを身近に感じた”素敵な散歩でしたね。
私も、写真を見ながら俳句散歩してる気分を味わいました♪
こちらこそ、onorinbeckさん
ありがとうございます!
言葉がわかりやすくて
すっと入ってきますね。
ラーメン山頭火♪
福岡にもあるみたい(笑)
いってみたいです。
こんにちは 里花さん。
ありがとうございます。
道路沿いの小道で、歩いている人は
ほぼ私だけで、ちょっぴり寂しかったのですが
おかげさまでゆっくり写真を撮り
句を読むことができました~!